
■ 余った味噌の有効な使い方【一人暮らしの方必見!】
お味噌の販売をしていると、「余りのお味噌を使いきれない」、「一人暮らしで味噌が余る」、「ずいぶん前に買った味噌が冷蔵庫に眠っている」というお声をよく聞きます。
皆さんのお宅でも昔のお味噌、余っていますか? そういう方にはプチ朗報です(笑)。
漬け床に変身させます!!
お味噌は25年くらい醸造しているものもあるので、冷蔵庫でずっと眠っていたなら、数カ月~数年でも基本的には腐っていません。
表面がカチカチになっていたり、ところどころカビが生えている場合はその部分を削ってください。古くなったお味噌だけでなく、買ったけど美味しくなかったお味噌もこの方法で使えます。
味噌を大きなタッパウェアに入れます。全体が柔らかくなるくらい料理酒とみりんを少しずつ適量入れ、ペースト状にします。これで美味しいつけ床になります。
ここにお魚やお肉を漬け込みます。早くて1日、長くて1週間くらい漬けておくと、発酵の力で栄養素が分解されうま味が増して美味しくなります。
漬け床から出したら、洗って味噌を落とし、あとは調理するだけ。たいていの食材が、味噌の発酵分解による力でうま味を引き出され、とても美味しくなります!

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余りの味噌とみりんとお酒
まずは味噌を容器に全部まとめて、みりんとお酒を用意します。

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余りの味噌とみりんとお酒をよく混ぜて、ペースト状にします。これが漬け床。みりんやお酒の量はお好みで。甘めが好きならみりん多めで。もっと液体に近い漬け床にしたいなら、お酒多めで水分を増やしてください。

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応用編としては、チーズや卵黄を漬け込んでも美味しいです。きゅうりや大根、ナスを漬け込むと野菜の溝づけになり、洗って切るだけで美味しい「お漬物」に。炊き立てのご飯とぴったりです。野菜は2-3日程度がいいと思います。あまり長く漬けると水分が抜け過ぎててしまうからです。
この写真では、皮をむいたにんにく、卵黄、ささみを漬け込んでいます。漬かったら洗って味噌を落とし、調理するだけ。明日以降が楽しみです!

これは以前インスタに載せた野菜の味噌漬け。ご飯んいぴったりでとってもおいしかったです。
最近は減塩ブームで味噌づくりの要である塩を減らした結果、口に合わないお味噌が出来上がってしまった例も散見されます。そういう味噌は、漬け床として変身させると活用できます。
もし、おうちに食べないお味噌があったらぜひ試してみて下さいね!
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